●169 靜けき夜 しずけきよる 〇あたりこえなくふくるよわを

 表題:靜けき夜[静けき夜]
 読み:しずけきよる

 収録:(A)大特撰樂譜 181 成樂會 1930(S.5).1.15 ◎[A2-67] Copy=[P125]

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ヘ長調 3/8

 インチピット:ソドレミ|ソドレレ#|ミ

 曲:西洋名曲
 詞:犬童球渓

 ※種元本(昭和10年リスト)で「とほきをごとの」とあるのは「秋の夜」の誤り


[詞] ※大特撰樂譜 181より

1.あたり聲なく更くる夜半(よは)を
  燈(ともしび)かきよせひとり書(ふみ)讀む
  心は清く澄み邪念(おもひ)あとなし
  靜けき良夜(このよる)永久(とは)にかくあれ

2.空の鏡は隈(くま)もあらず
  照せる庭の面(も)影は短かし
  千里(ちさと)の外(ほか)にまで心通ひて
  靜けき良夜永久にかくあれ


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